2019年4月アーカイブ

スープの種類によっては、スープといっしょに、〈クルートン〉という、サイの目に切って油であげたパンの小片をすすめられることがありますが、そのときは、むろん、好みに応じて、好みの分量だけ取って、スープに入れてさしつかえありません。

しかし、主食として置いてあるパンをちぎって入れるのは、作法にはずれていますから、いくらそれが好きでも、宴会などでは、慎しまなくてはなりません。

パン皿は、向かって左手に置かれています。

はじめてパーティーなどに出た人のなかには、皿が接近して置かれているため、まちがえて、右手のパンに手を出す人もあるようですが、よく心得ておかなくてはなりません。

また、馴れない人のなかには、ウェーターがオール・ドーブルやスープの皿をさげて行ったあと、パン皿を食皿の位置に移して、バタをつけて食ぺはじめる人もありますが、それでは、次の料理の皿を置く場所がなくなってしまいます。




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