2017年2月アーカイブ

"忠言耳に逆らう"・・・日商の元会頭 永野重雄氏は、昭和25年に49歳で富士製鉄の初代社長に就任したとき、一番に秘書課長へ命じたことは、「わしの悪口を聞いたら細大もらさず報告をしてくれ」「ただし、悪口を言った人の名前は報告するな」といった。

マイナス情報は、上にいくほど聞こえてこないものだ。

逆にヨイショする者が多くなる。

それでいい気になり、楽観していると、情勢判断や決断を誤ったり、自己の進退を誤る結果となる。

耳の痛い、悪い情報や意見ほど、迅速につかみ、素直に耳を傾けることだ。


〈成功企業の"落し穴"〉
(1)傲慢がはびこる
(2)品質向上・新製品開発努力を怠る
(3)マイナス情報を吸収しない 

アサヒビール会長 樋口広太郎氏は、かつて社長就任後、新製品"スーパードライ"をヒットさせ、五年間に、売上を一挙に3倍へ伸ばしたが、特にマイナス情報吸収に配慮した。

消費者からの苦情やクレームは、全国のネットワークを通じて、即日社長の耳に入れるような制度を確立した。

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部下の不平不満の聞き方

職場で部下の不平不満を処理するには、次の2つの方法がある。

(1)指示的カウンセリング - 従来の面接相談である。
この方式は助言者の主観による一方的な指示・忠告・助言となりやすい。
被助言者が他力本願となり、問題解決がいい加減となる場合がある。
こうした傾向を是正したものが、次の方法だ。

(2)非指示的カウンセリング
C・R・ロジャース一門が開発したもので、忠告・助言 を否定し、被助言者みずからが洞察し、自己決定するよう導く。

その方法とは、
(1)簡単な受容・・・「なるほど」「そう」
(2)繰り返し・・・「仕事のことでやり合ったのだね、それで」
(3)感情の明確化・・・質問の形で相手の感情を明らかにする。

「現在の職務分担を不公平だと思っているんだね。」

カウンセリングをとおして、自己のありのままの姿を洞察し、受容し、それにより自己を再構築する。

その結果、積極的な自己実現能力をもち、行動を改善するものだ。

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接客におけるマナーも基本的には同じで、それにつづく用件をスムーズに運ぶために、あいさつで相手をリラックスさせるのです。

あいさつがうまくできたかどうかは、いかに相手をリラックスさせたかどうかで判断されるべきです。

いくらマナーにかなったあいさつでも、相手を緊張させたり、不快にさせたりしてはなんにもなりません。

では、相手をリラックスさせるにはどんなことに注意すべきか。

それは相手を受け入れるという姿勢を示すことです。

相手はかならず何か用件があるからやってきている。

だから、こちらはそれを積極的に受け入れなくてはならない。

相手が受け入れてくれたという感じを抱いたところでつぎの段階に進めるわけです。

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