マイナス情報の活かし方~JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル

"忠言耳に逆らう"・・・日商の元会頭 永野重雄氏は、昭和25年に49歳で富士製鉄の初代社長に就任したとき、一番に秘書課長へ命じたことは、「わしの悪口を聞いたら細大もらさず報告をしてくれ」「ただし、悪口を言った人の名前は報告するな」といった。

マイナス情報は、上にいくほど聞こえてこないものだ。

逆にヨイショする者が多くなる。

それでいい気になり、楽観していると、情勢判断や決断を誤ったり、自己の進退を誤る結果となる。

耳の痛い、悪い情報や意見ほど、迅速につかみ、素直に耳を傾けることだ。


〈成功企業の"落し穴"〉
(1)傲慢がはびこる
(2)品質向上・新製品開発努力を怠る
(3)マイナス情報を吸収しない 

アサヒビール会長 樋口広太郎氏は、かつて社長就任後、新製品"スーパードライ"をヒットさせ、五年間に、売上を一挙に3倍へ伸ばしたが、特にマイナス情報吸収に配慮した。

消費者からの苦情やクレームは、全国のネットワークを通じて、即日社長の耳に入れるような制度を確立した。

JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル

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このページは、-が2017年2月27日 16:12に書いたブログ記事です。

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