三三九度の杯(陰の式)

まず雄蝶が床の間のノシ三方を新郎、新婦の中央にすえ、一礼して床の間におき、つぎに鰻などをのせた肴三方を同じようにします。

本膳(日本料理の正式の饗応に出す第一の膳)の代わりで、つぎに雄蝶は一方の瓶子から一方の瓶子に神酒を移し、さらにそれを雄蝶の銚子にいただき、それを雌蝶の銚子に口移しにし、これを"加え"といっています。

雄蝶が杯三方を新婦に奨めますと、新婦は第一の杯を左手でとり、右手をかるく添えて、雌蝶の三献酌(三度注ぎ)を受け、それを三度に飲みます。

新郎も同じようにして、雌蝶は再び新婦に三献酌をすると、その第一の杯を三方の上に別において、第二の杯を出し、銚子をもって雄蝶のいる下座にさがり、雄蝶の銚子から加え(酒)をし、雄蝶、雌蝶は向かいあったまま立ちあがり、入れちがいにひとまわりしますが、これを結び酌の歩き方といいます。

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このページは、-が2017年9月19日 16:50に書いたブログ記事です。

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