陽の式は陰の式の反対にする~JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル

三三九度とは、新郎、新婦が三つ組の杯で、三度ずつ三回、酒杯を献酬することで、三三九献ともいっています。

三を吉数とし、三の重なるめでたい数の意で、第二の杯は新郎から奨め、新郎が収め、加え酌、結び酌、第三の杯は新婦からはじまって同じことをし、ここに陰の式は終りです。

ところで陽の式ですが、陰の式では伝統的には花嫁の衣装は白のかいどり(打ちかけ)が正式で、膳部(三方)、食器(土器)など、すべて白一色ですが、陽の式ともなりますと、衣装は色物に改め、頭髪も花や飾りをつけ、杯なども美しい色のものを使います。

死に装束でいくという、きびしいしきたりのなかに、華やかさを味わせたいとの願いから、こうした習慣が生まれたとされていて、陰の式では新婦からはじまった杯事も、陽の式では初献を新郎からはじめ、雄蝶、雌蝶も陰の式では右まわりに進退するのを、左まわりにします。

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このページは、-が2017年9月 9日 16:48に書いたブログ記事です。

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