てんかんとはさまざまな原因による、反復性の発作を主症状とする疾患を総称したもので、原因が明らかなものを症候性てんかんというが、大部分は原因不明である。
原因としては、(1)母体側要因(年齢・感染症・栄養状態・遺伝など)、(2)周産期要因(未熟児・低酸素症など)、(3)新生児期要因(中枢神経系感染症・脳内出血など)、(4)乳幼児期要因(中枢神経系感染症・発熱・熱性けいれん・外傷・脳血管奇形など)が考えられている。
また、器質的変化によるてんかん発作にも、すでに脳に発作の原因となる病巣が過去に存在して固定したものと、代謝異常症や炎症あるいは腫瘍など進行性のものがある。
発作型は、全般てんかん(大発作・小発作・ミオクローヌス・点頭てんかん・レノックス症候群など)と部分てんかん(精神運動発作・良性小児てんかんなど)分けられる。
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