命名書の書式~JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル

白木の台を置いておく床の間

白木の台は塗料をぬらない、木地のままの材でつくった台で、その清浄な感じは、こうした初々しい行事にはもってこいです。

さて、この白木の台は、名まえが披露されるまでは、日本建築ならば床の間に飾っておかれます。

床の間は座敷の奥床を一段高くし、正面の壁に書画の軸などを掛けて、床板の上に置き物、花瓶などを飾るところですが、実際的には床の間の前、すなわち床の間を背にした場所が重要です。

つまり、主人よりも上位の人が来られたとき、とくべつの座席をもうける必要上、座敷の正面の奥をそれに当て、もとは寝床であったところに、布袋さんを安置したりしたのが、次第に今日の書画鑑賞形式の床の間に発達していったのです。

もっとも近ごろでは洋服ダンス代わりにするご家庭も多く、迷惑がる客人を押し上げてすわらせないでも、いきなり床の間を背にする娘さんもいるといいます。

JDPアセットマネジメント株式会社の雑学サークル

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このページは、-が2017年8月 9日 14:36に書いたブログ記事です。

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