オプション取引は、上記のような価格変動リスクをヘッジする機能を提供します。
さらに現在では、オプションどうしやスワップ取引などと組み合わせることで、さまざまな投資戦略が生み出されています。
リスク金融商品には、大なり小なりリスク(危険)が伴います。
基本的にはリスクが大きくなればリターン(収益)も大きくなるように価格形成がなされますので、普通預金より債券、債券より株式というようにリスクが大きくなっていけば期待されるリターンも大きくなります。
逆にリスクを全くとらずに現金で保有すれば、リターンはゼロになるわけです。
リスクの種類はさまざまですが、大きくは社債等の発行者が債務不履行に陥る可能性を示すデフォルト・リスクと、市場において商品価格が変動する危険性である市場リスクに分類できます。
さらに、リスクを有する金融商品の期待収益率からリスクの無い商品(無リスク資産)の利子率を引いた差がリスク・プレミア
ムになります。
これは金融商品が内包するリスクの大きさを示す指標といえ、無リスク利子率としては投資期間の等しい国債の利回りを使用するのが一般的です。
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